再生医療リハビリ外来

整形外科領域疾患リハビリTreatment

整形外科領域疾患

整形外科領域の疾患は痛みを伴うものが多く、加齢性変化・スポーツなどで過度の負荷や怪我による変化などが原因として多く、当院の治療は傷害された部位の炎症や疼痛を緩和し、更に傷害された組織の再生を目標とする治療になり、一般的な薬物療法や手術は致しません。
※治療による再生の程度は治療前の変性の程度や治療法の相違により異なります。

一般的な治療法
薬物や手術、そして理学療法が主となります。
変形性膝関節症などの場合、半月板の軟骨変性に対して関節鏡視下手術が行われ、末期関節症の場合は人工膝関節全置換術の適応となります。

4種類の再生治療法Type

当院の治療として下記の4種類のメニューがあります。
再生効果の強さは、メニューの(1)から次第に強くなり(4)の脂肪幹細胞治療で軟骨の再生が最も期待できます。
いずれも抗炎症作用と組織の再生治療を目的とします。

(1)整形オゾン療法

オゾンガスを関節腔や軟部組織に投与する治療

【適応】
肩こり、筋肉痛、腰痛、各種関節症、頸椎ヘルニア、他

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(2)幹細胞培養上清液による治療

幹細胞上清液を関節腔や軟部組織に投与する治療

【適応】
肩こり、筋肉痛、腰痛、各種関節症、頸椎ヘルニア、他

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(3)PRP(自己多血小板血漿)再生治療

PRPを作製し、関節腔内に投与する治療

【適応】
変形性関節症、特に膝関節症

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(4)自己脂肪幹細胞による再生治療

培養した自己脂肪幹細胞を関節腔内に投与する治療

【適応】
変形性膝関節症

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上記3と4が再生医療法の届けが必要な治療です。

当院は、変形性膝関節症に対するPRPの再生治療に対して厚生局の承認を受けています。
再生医療等提供計画番号 PB3170014 厚生労働省認可 2017年7月19日
当院は、変形性関節症に対する自己脂肪幹細胞の再生治療に対して厚生局の承認を受けています。
再生医療等提供計画番号 PB3170059 厚生労働省認可 2018年3月30日

(1)整形オゾン療法「軽度の症状のかた」におすすめ

オゾンガスを関節腔や軟部組織に投与する治療
(ヨーロッパで以前から行われている方法)

対象疾患

整形オゾン療法 対象疾患 肩こりなど
  • 肩こり、頸椎ヘルニア
  • 変形性関節症(膝、肩、肘)
  • テニス肘、ゴルフ肘、投球障害
  • 肩関節周囲炎・五十肩
  • 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
  • 足底腱膜炎、膝蓋腱付着部症(ジャンパー膝)
  • アキレス腱付着部症、部分断裂(ジョギング障害)
  • 陳旧性足関節靭帯損傷
  • その他

治療方法・整形オゾンの作用機序

関節内 あるいは 関節外組織の傷害部分にオゾンガスを投与する方法で、ドイツ・イタリアを中心に広く行われている療法です。
オゾンガスには、[1]抗炎症作用 [2]局所循環改善作用 [3]鎮痛作用 [4]活性酸素消去作用 [5]血小板や幹細胞の稼動作用による傷害組織の再生促進など、
オゾンには炎症を抑え、再生修復させる作用が揃っています。
副作用としては、投与直後は疼痛を感じるので、予め2倍希釈のキシロカイン液で麻酔処置を行った後にオゾンを投与します。
しかし、オゾンガスの濃度や治療部位によっては、キシロカインによる局所麻酔が不要で、直接オゾンガスのみの治療も行います。

整形オゾンの投与方法

  1. 皮膚の消毒
  2. 傷害部分に2倍希釈キシロカイ液を注射(オゾン濃度によっては不要)
  3. 傷害部分にオゾンガスを2~5ml注射
  4. 傷害部分が、広い範囲あるいは複数の場合、1、2、3を繰り返す。

整形オゾンの治療回数

1回の治療でほぼ緩解する場合もありますが、通常2週ごとに3回の治療が必要。
この際に、血液オゾン療法を併用すると、より効果的です。

(2)SCS療法(幹細胞サイトカイン上清液による治療)「重度の症状のかた」におすすめ

幹細胞培養上清液を関節腔や軟部組織に投与する治療で、脂肪幹細胞・乳歯幹細胞・臍帯血幹細胞の培養上清を使います。

対象疾患

SCS療法(幹細胞サイトカイン上清液による治療) 対象疾患 変形性関節症など
  • 変形性関節症(膝、肩、肘)
  • テニス肘、ゴルフ肘、投球障害
  • 肩関節周囲炎・五十肩
  • 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
  • 足底腱膜炎、膝蓋腱付着部症(ジャンパー膝)
  • アキレス腱付着部症、部分断裂(ジョギング障害)
  • 陳旧性足関節靭帯損傷
  • その他

SCS上清液に含まれる主な成長因子

  • EGF上皮細胞成長因子
  • TGF-βトランスフォーミング成長因子
  • TGF-αトランスフォーミング成長因子
  • IGF-1インスリン様成長因子
  • PDGF血小板由来成長因子
  • VEGF血管内皮細胞成長因子
  • その他の成長因子

SCS療法の作用機序

SCSに含まれる多数の成長因子が、多彩な効果を発揮します。

  • 抗炎症作用
  • 鎮痛作用
  • 幹細胞の稼動作用による傷害組織の再生促進作用 など

SCS療法の治療方法

  1. 皮膚の消毒
  2. 傷害部分に2倍希釈幹細胞培養上清液を注射
  3. 傷害部分が広い範囲 あるいは 複数の場合、1、2を繰り返す。

SCS療法の治療回数

1回の治療でほぼ緩解する場合もあるが、通常2週ごとに3回の治療が必要。
血液オゾン療法を併用すると、より効果的です。

(3)PRP再生治療自己多血小板血漿

再生医療の治療法として開発されのがPRP(自己多血小板血漿注入療法)です。
この治療法は、患者様から血液を採血し、専用の精製キットを使用して血液中にある血小板濃度を通常の血液の約5倍に濃縮した自己多血小板血漿(PRP)を作製し、これを関節内に注射する療法です。

PRP再生治療の原理と方法

PRPは患者様の血液を遠心分離して作製します。約20分程度で作製が可能です。このPRP中には濃縮された血小板が1μLに10~40万(個)と高濃度に含まれています。
無菌状態で膝関節腔に注入されたPRPは、そこに含まれる多数の血小板が変性した軟骨表面に集中します。そして血小板は多数の成長因子を大量に放出します。
その成長因子は変性した軟骨組織を修復し再生します。それと同時に抗炎症作用によって、辛かった関節痛も軽快していきます。

対象疾患

変形性膝関節症

PRP再生治療の治療方法

  1. 医師の診察と施術内容の説明→変形性膝関節症の適正確認
  2. 治療に対してご理解後に同意書にサイン
  3. PRP作製のための採血(約10~20ml)
  4. 院内の細胞加工室でPRP作製(約20分)
  5. 施術部位の消毒と局所麻酔
  6. 作製されたPRPを、膝関節腔内に直接注入投与します
  7. 注入後、注入部の再消毒で終了します
  8. 当日の過度な運動は禁止です
  9. 翌日からは、ストレッチやマッサージを開始します
  10. 軟骨変性の程度により、2週間間隔で3回の治療が必要です
  11. すべての治療終了後1ヶ月と3ヶ月に来院し経過観察致します

安全性と注意点など

PRPはご自身の血液から作製したので、アレルギーやウイルス感染の危険性が低く安全です。
治療後1~2日間は、PRPの活発な反応により軽度の炎症による痛みや腫れが現われることがあります。
関節軟骨変性の重症度によりますが、通常治療回数は3回となります。

PRP再生治療 施術価格

※2週間間隔で3回の治療を推奨しています。

PRP再生治療 施術価格
PRP再生治療 片膝 1回
PRP注射+整形オゾン+ヒアルトーワ
¥ 116,000.-
片膝 1回
PRP注射のみ:20ml(PRP2~4ml)
¥ 100,000.-
片膝 3回 ¥ 295,800.-
両膝 1回 ¥ 220,400.-
両膝 3回 ¥ 562,000.-
オプション
関節周囲の腱や痛みに効く注射
T-StemGF 1ml ¥ 50,000.-
水素注射 ¥ 2,000.-

※価格は全て税別です。

(4)自己脂肪幹細胞による再生治療

本治療では、患者様本人から微量の脂肪組織を採取し培養した脂肪幹細胞を関節腔内に投与することで、軟骨の再生が行われ炎症が抑えられ症状の改善が期待されます。
脂肪幹細胞は採取が米粒程度の最少量なので採取が容易で患者様の体の負担は少ないです。
培養された脂肪幹細胞を関節腔に注入投与しますが、投与された幹細胞は変性した軟骨組織上に集まり、軟骨組織を再生させて欠損した部分の修復を担います。

脂肪幹細胞を採取
脂肪幹細胞を採取
細胞増殖
細胞増殖
膝へ注入
膝へ注入
軟骨細胞になる
軟骨細胞になる

対象疾患

変形性膝関節症

治療の流れ

STEP1
カウンセリング

専門医とのカウンセリング。
再生医療が適応となるかの判断するために、膝のMRIもしくはレントゲンをお持ち下さい。
問診後に、血液検査を行い感染症の有無の検査を行います。
結果が出るまでに1週間ほどかかります。

STEP2
脂肪の採取

下腹部の臍部付近より、径5mm程度(米粒2片分)の脂肪組織を採取します。

STEP3
脂肪幹細胞の培養

採取した脂肪組織は、その日のうちに契約した培養専用施設に搬送し、専用室で脂肪から脂肪幹細胞を分離します。
それを約3~4週間、充分な細胞数まで細胞培養を行います。

STEP4
脂肪幹細胞の投与

培養された幹細胞は、患者様への投与当日に当院に届けられます。
関節周囲皮膚の消毒と麻酔を行った後に、関節腔内へ幹細胞を局所注射により投与します。
投与された幹細胞によって変性損傷した軟骨の再生が始まります。

STEP5
治療後のフォローアップ

本治療の安全性と有効性確認の為、治療後1ヶ月 3ヶ月 及び 6ヶ月に、一般的な問診と患者様が何らかの副病変の有無について確認します。
また、治療後に症状が改善しているか日常の生活の改善変化について確認します。
また、術後にCTまたはMRI撮影を行って術前術後の比較検討も可能です。

期待される効果

変形性関節症は、「関節軟骨の変性や断裂」「炎症による関節液の過剰滞留」等があり痛みを伴う病気です。
脂肪幹細胞は多様な細胞に分化できる能力を持つ細胞であることから、変形性関節症の軟骨再生に働きます。
さらに、脂肪幹細胞は炎症を抑える物質を分泌することで症状の緩和や悪化を防ぐ効果が期待できます。

治療の副作用

本治療を受ける際に、脂肪の採取や細胞の投与に伴って発生する合併症や副作用として、臨床試験では「感染」「注射部位の痛み」等の軽微な副作用、健康被害が報告されています。
後遺症が残るような重大な副作用や健康被害は報告されていません。

患者様の適応性確認

  • 再生治療について十分な理解が得られている方
  • 臨床検査(血液検査)の結果、総合的に判断して重篤な機能不全の所見が見られない方
  • 感染症を有していない方
  • 薬物過敏症の既住歴のない方
  • 20歳以上90歳以下の方
  • 病原性微生物検査(HIV、HBV、HCV、HTLV-1、梅毒血清反応)が陽性の方は、専用の隔離培養が必要となり差額のご負担をお願いしております。
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